子供の頃にレゴが大好きだった人のLEGOムービー感想

LEGOムービー見てきました。本当に凄く私好みの素晴らしい映画。すーべてはサイコー!
Twitterで感想を小出しにしないで、これはがっつり長文で書くべきだろう、と思わせたほど。映画の感想をおもちゃブログに書くべきか?と思ったりもしましたが、「おもちゃ大好きな人から見た観点」で感想を書くことにします。

まず、子供の頃に慣れ親しんだレゴが楽しく動いている、って言うだけでもわくわく。写真は映画鑑賞後にレゴ欲が上がって押し入れから引っ張りだして来た子たち。「octanっておしごと社長の会社に書いてあったロゴだ!」(レゴ世界の大企業なのかな)とか、私この幽霊大好きだった!とか、ベニーの青ヘルメットは見覚えあるぞ?とか思って、レゴの入っているおもちゃ箱をがしゃがしゃとひっくり返していました。
しかしレゴは丈夫なおもちゃで、無造作に整理もせずにただ箱にぐちゃぐちゃに突っ込んであったのに、壊れているブロックが皆無なんです。白パーツはだいぶ黄ばんでしまっていますけれど。
レゴを買ってくれたのは主に祖父で、「長く遊べるおもちゃだから」と言う理由で選んでくれたのですが、流石に祖父も大人になってから改めて遊ぶようになるとは想像しなかったでしょう。

以下、映画の感想。どうしてもネタバレを含んでしまうので未見の方は読まない事をお勧めします。
私は嘗て子供だった大人なので、自分の作った完璧な作品をずっと保存しておきたいおしごと大王=パパの気持ちも、マスタービルダーたち=自由に組み替えてブンドドしたい坊やの気持ちも両方解るので、後半の展開は涙なしには見られませんでした。
あ、スパボンってそう言う事だったのか!と。
そりゃ、自分が滅茶苦茶苦労して作った超大作を勝手に弄られたら怒りたくもなるかもしれないし、勝手にいじられるぐらいならいっそ固定しちゃおうか、って思ったのも解らないわけではない。
でも、子供の気持ちの私としては、ブロックなんだから幾らでも組み替えられる、なんでも作れる、好きに作ろう!も解るんです。
なにせ、最初の一回はマニュアル通りに組んだものの、一回ばらした以降は二度と完成図通りになった事ありませんから、我が家のレゴ。
で、映画の中ではマニュアル通りに組み立てることも否定してないと思うんです。じゃなきゃマニュアル通りに作って潜入するシーン、ないと思いますし。
止めたいのはブロックとしてのアイデンティティ、組み換えを出来なくするスパボン使用だけ。
おもちゃ屋さんで売ってるよ?」
「だって7歳から14歳(だったよね)って書いてあるよ?」
「それは建前だ」
のやりとりも良かったです。箱に書いてある対象年齢はメインターゲットなだけで、別に大人が遊んでもいいんです。
最後の妹のデュプロ星人乱入も、レゴとデュプロで互換性があってくっつけられるからこそのオチでしたね。

レゴだから出来る、色々な作品のキャラの出演も楽しかったですが、私の一番のお気に入りキャラは宇宙船キチと言っていいぐらい宇宙船に拘る80年代の宇宙飛行士、ベニーくんです。
前述の通り、このヘルメットは見覚えがある!と思って嬉しくなったので第一印象からして良かったし(宇宙シリーズは余り買ってもらった記憶がないので、多分うちにいるのは共通パーツを使っている別シリーズの子だと思うのですが)宇宙船に拘り続けるのが可愛くて可愛くて。
念願の宇宙船を作らせて貰えた時の「宇宙船!宇宙船!宇宙船!!!うちゅうせんんんん!!!!」君は子供か!と言いたくなるはしゃぎっぷり。本当に可愛い。
勿論、他のキャラもみんな魅力的で素晴らしかったですけれどね。
ああ、ちょっと高額だけれど宇宙船が欲しい。

レゴ (LEGO) ムービー ベニーの宇宙船ったら宇宙船! 70816

レゴ (LEGO) ムービー ベニーの宇宙船ったら宇宙船! 70816

色々組みたいので、青いバケツ辺りを買い足してもいいかな、と思っているのですけれど。